固定IPv6の環境が欲しいので、RIPEからAS番号を取得し、固定IPv6を利用できる環境を構築はしたのですが、プロバイダからはLIRサービスとして、例えば/32や/40などをレンタル出来たりします。しかし、/32や/40に対して 単一のRDNS(ReversDNS、逆引きDNS)の設定をするには、広大すぎます。
また、tunnelbroker.net でも、/64のネットワークだけでなく、/48のネットワークももらえます。そのうえRDNSの登録もできます。
しかし、/48のネットワークでも大きすぎるのでこれを/56のサブネットに分け/56のサブネットに対しRDNSを委任したいと思ったのですが、当然ながらTunnelbroker.netにそのような設定項目はありません。そこで/48で指定したRDNS/bind9上で少し試したところ、/56のサブネットに対し委任でき、また、前述の/40を/48に委任できたので、備忘録として挙げてみることにしました。
bind9のIPv6逆引きゾーンファイル(元が/48で/56を委任する場合)は以下の様になります。
今回は記述していませんが、実際の運用では/56でも2^8=256の/64サブネットを構成できるので、今回の方法で各/64サブネットのDNSサーバに/56のDNSから委任できると思います。
IPv6 RDNSの委任についてはまとまった記事があまり見当たらなかったので備忘録として挙げてみました。
今回は以上です。それでは。
また、tunnelbroker.net でも、/64のネットワークだけでなく、/48のネットワークももらえます。そのうえRDNSの登録もできます。
しかし、/48のネットワークでも大きすぎるのでこれを/56のサブネットに分け/56のサブネットに対しRDNSを委任したいと思ったのですが、当然ながらTunnelbroker.netにそのような設定項目はありません。そこで/48で指定したRDNS/bind9上で少し試したところ、/56のサブネットに対し委任でき、また、前述の/40を/48に委任できたので、備忘録として挙げてみることにしました。
bind9のIPv6逆引きゾーンファイル(元が/48で/56を委任する場合)は以下の様になります。
$TTL 3600
;zone01 2001:db8:abcd::/48 rev
$ORIGIN d.c.b.a.8.b.d.0.1.0.0.2.ip6.arpa.
@ IN SOA ns01.example.com. admin.example.com. (
9 ; Serial
3600 ; Refresh
900 ; Retry
360000 ; Expire
3600 ; Negative cache TTL
)
IN NS ns01.example.com.
IN NS ns02.example.com.
1.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0 IN PTR ns01.example.com.
2.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0 IN PTR ns02.example.com.
;zone01-70 2001:db8:abcd:7000::/56 rev
$ORIGIN 0.7.d.c.b.a.8.b.d.0.1.0.0.2.ip6.arpa.
@ IN NS ns01.example.net.
@ IN NS ns02.example.net.
;zone01-80 2001:db8:abcd:8000::/56 rev
$ORIGIN 0.8.d.c.b.a.8.b.d.0.1.0.0.2.ip6.arpa.
@ IN NS ns01.example.org.
@ IN NS ns02.example.org.
見ていただければ大体分って頂けるとおもうのですが、委任したいサブネットを$ORIGINで追加し、委任先のDNSサーバを@ IN NSで指定しbind9をforce reloadするだけです。なお委任先のDNSサーバは正引/逆引共にできている必要があります。今回は記述していませんが、実際の運用では/56でも2^8=256の/64サブネットを構成できるので、今回の方法で各/64サブネットのDNSサーバに/56のDNSから委任できると思います。
IPv6 RDNSの委任についてはまとまった記事があまり見当たらなかったので備忘録として挙げてみました。
今回は以上です。それでは。
コメント
コメントを投稿