Debian 12 に cockpit を入れたのですが、ログを見た所 iSCSI 関係のライブラリが無い旨のエラーがでていました。なんだろうと思いつつ、cockpit のストレージセクションを見てみると、たしかに iSCSI ターゲットの追加メニューがどこにもありません。なので、ライブラリを追加すれば行けるだろうとおもって cockpit のソースを見てみると Debian では libiscsi が無い旨の記述を見つけたのですが、libiscsi は Debian にはあるのでどういうことかわかりません。 そこで redhat 系のパッケージをソースから追ったところ、Debian の open-iscsi に該当するパッケージが libiscsi ライブラリをプロバイドしていて、Debianのlibiscsiとopen-iscsi が提供する libiscsiusr とは別物で Debian での open-iscsi にソースを追加したものをベースにしたパッケージだということがわかりました。 なので、rpm のソースを展開しソースを持ってきて、libiscsikrn なる deb パッケージを open-iscsi のパッケージに追加するようにし、また、cockpit は libiscsi を直接つかっているわけではなく、udisks2パッケージを仲介してストレジー関係のサービスを提供しているようだったので、Debian 側のudisks2のソースを見ると deiban/rulesで iSCSI が enable されていないので修正しこちらも udisks2-iscsi なるパッケージを追加しインストールしたところ、結果 cockpit そのものには手を加える必要はなく、無事 iSCSI のメニューが出てきました。 パッチの整理ができていないのですがソースとパッケージは こちら に置いてあります。 cockpitでのiSCSI接続は以下の通りです。まず最初にイニシエータ名を変更します。 cockpitからのiscsi接続は、ポータルの追加ではサーバ名だけを入力します。 ターゲット側で設定が済んでいると以下のようになります。 最後にここでユーザ名とパスワードを入力します。 使ってみた感想ですが、仮想マシンのストレージプールに cockpi...