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SSH X11Forwarding on Debian 10/Buster と Xephyrのメモ

ssh をX11Forwardingを有効にしてdebian 10/Busterで設定したときのメモです。 端的に言うと、/etc/ssh/sshd_configのX11Forwarding=yesの設定だけだとsshdが起動しませんでした。 xauthがインストールされており、sshd_configでXauthLocation /usr/bin/xauthと設定する必要があります。たったこれだけですが、XauthLocationの指定がなければ起動しないというのは初めてだったのでメモしておきます。 また、sshで接続した場合、DISPLAY変数を設定する必要があります。例えばVcXsrvをWindowsで実行していて、リモートマシンのアドレスが192.168.11.11で、ローカル(VcXsrvを実行しているWindowsマシン)のDISPLAY番号が:0.0、LANGをja_JP.UTF-8とする場合、WSLから LANG=ja_JP.UTF-8 DISPLAY=localhost:0.0 ssh -X -l root 192.168.11.11 として接続します。このあと、たとえばxtermを(手元のVcXsrvが走っているWindowsマシンで)実行するには、そのままxterm & と実行するだけでOKです。 またXephyr(X11ネストサーバの一種)の実行は、例えばDISPLAY番号 2で実行する場合、続けて LANG=ja_JP.UTF-8 DISPLAY=localhost:0.0 Xephyr :2 で起動できます。また、例えばmate-sessionをこのXephyr内で実行するには LANG=ja_JP.UTF-8 DISPLAY=localhost:2.0 mate-session で実行できます。 簡単ですが、今回は以上です。