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samba 4 ad dc with idmap backend ad その一: FSMOマスタの構築(ad dc上でのWinbindなし共有設定なし)

多くのサイトがidmap backend=ridでの構築方法を紹介していますが、本稿はSamba4 の AD DC(Active directory Domain Controller)を idmap backend=ad にて構築する方法です。要点としては、グループとユーザに対し、rfc2307スキーマ拡張分のデータを設定する必要がある、ということになります。 以下、フレッシュインストールの方法です。なお、OSはDebian 10/Buster, Samba4のバージョンは、4.9.5、インストール言語は日本語(LANG=ja_JP.UTF-8)、ファイルシステムはbtrfsにて確認しています。 また、先に、a. hostname, b. Active Directory Domain Name, c. fqdn domain name, d4. server ipv4 address, d6. server ipv6 address, e. dns forwarder を決めておきます。本稿では、 a. sv63 b. MYDOMAIN c. mydomain.site d4. 10.1.4.63/24 d6. 2www.xxxx.yyyy.zzzz::63/64 e. 2606:4700:4700::1111 1.1.1.1 としました。(2021/04/29:IPv6設定を追加しました。)上述のOSへの設定方法は割愛します。また、本稿では、ad dcにwinbindにてログインはしない前提としています。 信頼関係については設定しない前提でのインストールとしています。このため、DNSについては、SAMBA_INTERNALを使用します。(信頼関係を設定する場合、信頼関係を設定するドメインに対して名前解決する必要があるので、BIND9_DLZを使用する必要があります。) なお、AD DC上では、そもそもidmapについては、backend adはbackend ridと同じくサポートされません。( samba wiki より) Identity Mapping works different on a Samba domain controller (DC) than on a domain member. For example...