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6月, 2019の投稿を表示しています

DRBD+OCFS2によるsambaのリダンダント構成

DRBDとOCFS2を使って、sambaをリダンダント構成にしてみました。構成は以下の通りです。 今回の設定では、レプリケーションセグメントは、別のデータセグメントにしています。なお、環境はdebian 10/busterを使用しています。またペースメーカなどのハートビート疎通確認ソフトは今回使用していませんので設定自体は非常にシンプルです。 以下設定方法です。まず、初めにdrbd-utilsとocfs2-toolsをインストールします。 apt-get install drbd-utils ocfs2-tools 続いて、ネットワークインターフェースの設定を行ってください。その後、ホスト名の編集等を行います。drbdとocfs2はデータセグメントのインターフェース名とホスト名を使用します。つまり、上述の構成でいえば、sv92/sv94ではなくsv92-local, sv94-localをそれぞれのホスト名にする必要があります。これに対し、sambaはサービスセグメントのインターフェース名(sv92/sv94)を使用しますので、注意してください。 # on sv92 #edit /etc/hosts 10.1.2.92 sv92 10.1.4.93 sv92-local # on sv92 hostname sv92-local #edit /etc/hostname sv92-local # on sv94 #edit /etc/hosts 10.1.2.94 sv94 10.1.4.95 sv94-local # on sv94 hostname sv94-local #edit /etc/hostname sv94-local 続いて、/etc/drbd.d/drbd.resを以下の様に編集します。両方のサーバで行ってください。 resource drbd { net { protocol C; allow-two-primaries; after-sb-0pri discard-zero-changes; after-sb-1pri discard-secondary; after-sb-0pri disconnect; } volume 1 {

Hyper-V Server 2019 ダウンロード再開とFODについて

2019年6/16日現在、 https://www.microsoft.com/en-us/evalcenter/evaluate-hyper-v-server-2019 より、Hyper-V server 2019のダウンロードが再開したようです。 早速、フレッシュインストールしてみたところ、累積更新なしでリモートデスクトップ接続ができました。 また、今回の FODでは、1903以降のFODではHyper-V Managerが追加されたようです。 Servers running Windows Server, version 1903 and later also support the following components (when using the same version of the App Compatibility FOD): Hyper-V Manager (virtmgmt.msc) Task Scheduler (taskschd.msc) しかし、Evaletion CenterからたどれるFODはどうやら1903用のFODではなく、Hyper-V Managerは含まれていません。 そこで、調べたのですが、Hyper-Vサーバのバージョンを確認したところ C:\Users\Administrator>cmd Microsoft Windows [Version 10.0.17763.557] (c) 2018 Microsoft Corporation. All rights reserved. となっており、1809であり、1903ではありませんでした。 結局、Server Core FODについては、1809相当でのインストールはできましたが、入手可能なHyper-V Serverは1809なので、Hyper-V managerのインストールはできないようです。 FODインストールの方法ですが、従来と変わりありません。まず、何らかの方法(net use や scp等)で、FODディスクイメージをHyper-V serverにコピーし、isoイメージをpowershell でマウントします。 Mount-DiskImage C:\Users\Administrator\SV