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2月, 2023の投稿を表示しています

gcc testsuitでsse4.1のテストを行う

古いmac(10.12/sierra)上でsse4.1のテストを行いたいのですが、テストコードを用意するにも手間がかかかるし抜けがあるのもこまるので、何か良い方法はないかと調べていたところ、gccにsse4.1のテストコードがふくまれているのでやってみることにしました。 まず、gccのソースを用意しビルドします。純正環境に手を加えたくないので、xcode以外にgccのビルドに必要なものは、macportsをつかい環境を整えます。 macportsは、 macportsのホームページ から.pkgをダウンロードしインストールすると/opt以下にインストールされます。sierra用は こちら からダウンロードしました。 gccのソースを取得し、今回こちらの環境では /Volumes/DEV-01/gcc-test にソースを展開し、gccのビルド(ビルドのみ、インストール無し)は以下のようにしました。 export PATH=/opt/local/bin:/opt/local/sbin:$PATH sudo port install gmp mpfr mpc libmpc mkdir -p /Volumes/DEV-01/gcc-test cd /Volumes/DEV-01/gcc-test curl -OL https://github.com/gcc-mirror/gcc/archive/refs/heads/master.zip unzip -q master.zip mkdir build && cd build ../gcc-master/configure --prefix=/opt/local --with-gmp=/opt/local --with-mpfr=/opt/local --with-mpc=/opt/local make -j4 gcc(gcc10)のソースはmacportsから取得し、 /opt/local/source/gcc10 以下にコピー・ビルドしました。 sudo su mkdir -p /opt/local/source/gcc-test port -v extract gcc10 # gcc10のディレクトリ名を確認 ls $(port dir gcc10)/work # ...

MacPro 3,1 ( early 2008 ) に OpenCore Legacy Patcher (OCLP 0.6.1) でVenturaをインストール

何気にOCLPのgithubを見ていると、MacPro 3,1(early 2008)がOCLP0.6からVenturaでもサポートされたようなので、インストールしてみました。 OCLPの取得、インストーラーUSBの作成は、前回と同じく、El Capitanで行いました。 今回も前回と同じく、インストーラUSBを作成し、インストーラUSBにOCLPをインストールして起動しようとしたところ、カーネルクラッシュでインストールできませんでした。そこでこれも前回と同じく、El Capitan上でインストーラUSBのEFIをマウントし、EFI/OC/config.plistをTextEditで編集。AppleALC.kextのEnabledがtrueになっているところをfalseにして再起動したところ、インストール画面まで行きました。あとはインストールを続けるだけなのですが、再起動が3,4回ほどかかりますので注意してください。なおサウンドは今回はAppleALC.kextをfalseにしたままでも、入出力の項目がコンパネにリストされ、音もでました。 ほかの注意点としては画面オフから復帰できないようですので、コントロールパネルでディスプレイ関連の設定(ロック画面)を変更しておきました。また、当方の環境ではスクリーンセーバは起動せずブラックスクリーンのままでした。なおインストールはフロントUSB直刺しでOKでした。それと残念なことにWindowsからVNCで接続しても画面が正常に転送されませんでした。またグラフィックスエフェクトに支障があるようで、ウィンドにブラーがかかったりかからなかったりしています。他にも注意点があるかもしれませんが、古いGraphicsカードでも、不具合があるものの、取り敢えずインストールはできているようなのでよしとしました。(サポートされていないよりはずっとましだと思います。) 今回は以上です。それでは。