PostgreSQLのインストール後、大き目のデータがないかと思い探していたところ、
Fixed Broadband Deployment Data: June, 2017 Status V1
opendata.fcc.gov
Data Download Page: https://www.fcc.gov/general/broadband-deployment-data-fcc-form-477.
Resources page: https://www.fcc.gov/general/form-477-resources-filers
があったので、データベースに取り込んでみました。
CSVファイルサイズは10G程あり、レコード件数は約7000万件の中規模データだったのですが、クエリをかけてみたところ、内容的に面白い結果がでたので、記事にしてみました。
クエリは以下の通りです。
select "Max Advertised Downstream Speed (mbps)", "Provider ID", "Provider Name", count(*) from testtable02 group by "Max Advertised Downstream Speed (mbps)", "Provider ID", "Provider Name" order by count(*) desc;
つまり、2017年時点で、米国の固定回線数上位の速度とそのプロバイダはどうなっているか?というクエリです。
この結果、上位50件が以下のようになりました。
上位3件はなんと2Mbps 25Mbps そして0Mbpsという結果が出ました。。。
下り0Mbps?というのは、速度のアドバタイズをしていないという事だろうとは思いますが、上位7件(約4375万件、総計約7000万件のおよそ62.5%)はすべて25Mbps以下というのに驚きました。
米国でのインターネット動画配信などは、このデータを見ておかないと、たとえば高精細データが見れない人向けに、サイト構成の考慮が必要だということが一発でわかります。
米国の固定インターネット回線は平均して遅いとは、見聞していましたが、FCCのこのデータが正しいのならば、納得です。
他にも、たとえばViaSat, Inc.社の場合、12M/25M/5Mというような帯域別のサービスを提供している所や上位2者が2Mbps, 25Mbpsであることをみると、全米では、現在も、ADSLあるいはVDSLが固定回線での接続サービスの主流なのかなという印象を受けました。
という事は、有線・無線にかかわらず、米国は高速インターネット接続についてはまだまだ成長・改善の余地はありそうだなと、クエリ結果をみて非常に面白いと思った次第です。(5Gの普及にしても結局は基地局までの光ファイバー網の構築が伴わなければなりません。)
他にも、プロバイダごとにサービス品目(速度別)が個別にあることなども興味深いですね(AT&T, Comcast, Charter Com. 等)。また、元データには州の項目があるので地域ごとにもう少し掘り下げても面白そうだなと思います。
なお、PostgreSQLデータベースへのCSVインポートなど、PostgreSQLのテクニカルなことについては、また別稿にしたいと思います。
以上。
Fixed Broadband Deployment Data: June, 2017 Status V1
opendata.fcc.gov
Data Download Page: https://www.fcc.gov/general/broadband-deployment-data-fcc-form-477.
Resources page: https://www.fcc.gov/general/form-477-resources-filers
があったので、データベースに取り込んでみました。
CSVファイルサイズは10G程あり、レコード件数は約7000万件の中規模データだったのですが、クエリをかけてみたところ、内容的に面白い結果がでたので、記事にしてみました。
クエリは以下の通りです。
select "Max Advertised Downstream Speed (mbps)", "Provider ID", "Provider Name", count(*) from testtable02 group by "Max Advertised Downstream Speed (mbps)", "Provider ID", "Provider Name" order by count(*) desc;
つまり、2017年時点で、米国の固定回線数上位の速度とそのプロバイダはどうなっているか?というクエリです。
この結果、上位50件が以下のようになりました。
上位3件はなんと2Mbps 25Mbps そして0Mbpsという結果が出ました。。。
下り0Mbps?というのは、速度のアドバタイズをしていないという事だろうとは思いますが、上位7件(約4375万件、総計約7000万件のおよそ62.5%)はすべて25Mbps以下というのに驚きました。
米国でのインターネット動画配信などは、このデータを見ておかないと、たとえば高精細データが見れない人向けに、サイト構成の考慮が必要だということが一発でわかります。
米国の固定インターネット回線は平均して遅いとは、見聞していましたが、FCCのこのデータが正しいのならば、納得です。
他にも、たとえばViaSat, Inc.社の場合、12M/25M/5Mというような帯域別のサービスを提供している所や上位2者が2Mbps, 25Mbpsであることをみると、全米では、現在も、ADSLあるいはVDSLが固定回線での接続サービスの主流なのかなという印象を受けました。
という事は、有線・無線にかかわらず、米国は高速インターネット接続についてはまだまだ成長・改善の余地はありそうだなと、クエリ結果をみて非常に面白いと思った次第です。(5Gの普及にしても結局は基地局までの光ファイバー網の構築が伴わなければなりません。)
他にも、プロバイダごとにサービス品目(速度別)が個別にあることなども興味深いですね(AT&T, Comcast, Charter Com. 等)。また、元データには州の項目があるので地域ごとにもう少し掘り下げても面白そうだなと思います。
なお、PostgreSQLデータベースへのCSVインポートなど、PostgreSQLのテクニカルなことについては、また別稿にしたいと思います。
以上。
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