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Hyper-V Server2019にワークグループ環境下でWindows10(1809)から接続

Hyper-V server 2019に、ワークグループ環境にてWindows10(1809)から接続してみました。Windows10にHyper-V管理ツールがインストールされていることと、Hyper-V Serverをインストール済であることが前提です。以下、Hyper-V serverは名前がHyperVSV、アドレスは192.168.1.110としています。
まず、Hyper-V server上で、powershellを起動し、以下のコマンドを入力します。
Enable-WSManCredSSP -Role Server -Force
続いて、クライアントのWindows10のpowershell で以下のコマンドを入力します。
winrm quickconfig -Force
Enable-WSManCredSSP -Role Client -DelegateComputer * -Force
さらに、クライアントマシンで、gpedit(グループポリシーエディタ)を起動し、以下の要領でポリシーを設定します。
a.
[コンピューターの構成]->[管理テンプレート]->[システム]->[資格情報の委任]->[NTLMのみのサーバー認証で新しい資格情報の委任を許可する] を有効にし、サーバを一覧に追加[表示...]ボタンをクリックして、「WSMAN/*」を追加
b.
[コンピューターの構成]->[管理テンプレート]->[システム]->[資格情報の委任]->[NTLM のみのサーバー認証で保存された資格情報の委任を許可する] を有効にし、サーバを一覧に追加[表示...]ボタンをクリックして、「*」を追加

また、名前解決できるように、(notepadを管理者権限で実行し)C:\Windows\System32\Drivers\etc\hostsにサーバ名とIPアドレスの対を追加。
192.168.1.110      HyperVSV
最後に、Hyper-Vマネージャーを起動し、Windows10からHyper-V サーバに接続します。手順は以下の通りです。
「サーバーに接続」->コンピュータの選択->別のコンピューターに[HyperVSV]と入力し、[別のユーザーとして接続する]にチエックを入れ、[ユーザーの選択...]ボタンをクリックし、ユーザー名に[HyperVSV\Administrator]と入力し、パスワードを入力してOKをクリックしてください。
そうすると、Hyper-Vサーバに接続できます。
なお、サーバーマネージャから接続する場合、以下のようになります。
Set-Item wsman:\localhost\Client\TrustedHosts -Value "HyperVSV"
HyperVSV以外に指定する場合は、カンマで区切ってください。「管理に使用する資格情報…」は、ユーザ名: HyperVSV\AdministratorでOKです。
以上です。

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