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フレッツ光クロス:IPv6アドレス取得とIPoE MTUについて

まだサービスは始まっていませんが、フレッツ光クロスを導入したいと検討しており、事前に機器の調達やネットワーク設計に必要な詳細を事前にしらべようとしていたのですが、なかなか具体的な情報が見つかりませんでした。

しかし、googleで[フレッツ光クロス MTU]で検索したところ、IP通信網サービスのインターフェースという文書が見つかり、中を読んでみると、フレッツ光クロスのIPoEのMTUは1500との記述があり、IPoEについてはこれまでと同じ様です。

また、IPoEの接続は基本的にDHCPv6-PDでアドレスを取得するようで、NTT東日本のフレッツ光クロス提供条件でも、

回線終端装置には、ルータ等DHCPv6-PDを受信できる機器を接続していただく必要があります。

との記述を見つけましたので、当初サービスのない光電話なしの契約でもDHCPv6-PDでフレッツ光クロスは提供されるようです。また、前述の文書(p17からp18にかけて)のなかには、

端末機器のアドレスとして利用可能なアドレスは、DHCPv6-PDを使用してIP通信網から送信するメッセージに含まれる56bitのIPv6 prefixを利用して生成したIPv6のグローバル・ユニキャストアドレスのみです。

との記述があり、56bitのPrefixが利用できるようです。ただし、

サービスの利用状況などによりIP通信網から送信されるIPv6 Prefixの値は変更される場合があります。

となっているので、いわゆる半固定でPrefixは払い出されるということのようです。

なお、本稿はNTTに確認をとったわけではなく、あくまでも、資料から読み取った推測であり、本稿の内容については正しくはNTTに問い合わせてください。

以上、簡単ですが、フレッツ光について少し調べたよ、という投稿でした。

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