まだしばらく先のことですが、Windows10のサポート終了は確実にやってきます。こちらのマシンはWindows11に対応したものがほとんどないので、早いうちからDebian/mate desktopに移行しようと考えています。そこで1台、NvidiaのGraphicsカードを刺したマシンがあるので、それからDebian/mate desktopをインストールしたので、そのメモです。
まず、Debian/mate desktopのLive USBを作成します。ダウンロードはこちらからおこないました。
これをWindowsではrufusをつかってUSBにイメージを書き込みます。rufusの場合、自動でパーティションを作成してくれます。ddを使う場合は、ddした後に、fdiskで残りのエリアをlinuxのパーティションにします。追加したパーティションが例えば/dev/sdb2だったとすると、今度は、mkfs.ext4 /dev/sdb2 -L persistenceとします。
live usbが出来上がったら、live usbのインストール項目をブートさせますが、ブート後、正常に画面が出てこない場合があります。この場合、grub2のブート項目を矢印キーで選択し、enterではなく、"e"を入力し、ブート詳細を編集します。編集は、linux行のquiteを削除し代わりに、nomodesetとします。編集がすんだら、ctrl+xでブートしますので、インストールをつづけてください。 インストールがすんだら、内臓ディスクからブートさせますが、この時もブート項目を矢印キーで選択し、live usbで起動するときと同様にすることで、取り敢えずGUI画面が出てくるはずです。
つづいて、Nvidia カーネルモジュールをインストールします。インストール手順はおよそ以下の通りです。
まず、Debian/mate desktopのLive USBを作成します。ダウンロードはこちらからおこないました。
これをWindowsではrufusをつかってUSBにイメージを書き込みます。rufusの場合、自動でパーティションを作成してくれます。ddを使う場合は、ddした後に、fdiskで残りのエリアをlinuxのパーティションにします。追加したパーティションが例えば/dev/sdb2だったとすると、今度は、mkfs.ext4 /dev/sdb2 -L persistenceとします。
live usbが出来上がったら、live usbのインストール項目をブートさせますが、ブート後、正常に画面が出てこない場合があります。この場合、grub2のブート項目を矢印キーで選択し、enterではなく、"e"を入力し、ブート詳細を編集します。編集は、linux行のquiteを削除し代わりに、nomodesetとします。編集がすんだら、ctrl+xでブートしますので、インストールをつづけてください。 インストールがすんだら、内臓ディスクからブートさせますが、この時もブート項目を矢印キーで選択し、live usbで起動するときと同様にすることで、取り敢えずGUI画面が出てくるはずです。
つづいて、Nvidia カーネルモジュールをインストールします。インストール手順はおよそ以下の通りです。
# edit /etc/apt/sources.list deb http://deb.debian.org/debian/ bullseye main contrib non-free # apt-get update # apt-get install nvidia-driver firmware-misc-nonfree ## ここでパッケージのインストールに加え、dkmsでkernelモジュールのビルドが行われるので、数分かかる場合があります。つづいて、nvidia kernelモジュールがsecure bootでも読み込みできるようにします。
su cd openssl req -new -x509 -newkey rsa:2048 -keyout MOK.priv -outform DER -out MOK.der -nodes -days 36500 -subj "/CN=Secureboot Signing/" /usr/src/linux-headers-$(uname -r)/scripts/sign-file sha256 ./MOK.priv ./MOK.der /lib/modules/5.10.0-10-amd64/updates/dkms/nvidia-current.ko /usr/src/linux-headers-$(uname -r)/scripts/sign-file sha256 ./MOK.priv ./MOK.der /lib/modules/5.10.0-10-amd64/updates/dkms/nvidia-current-uvm.ko /usr/src/linux-headers-$(uname -r)/scripts/sign-file sha256 ./MOK.priv ./MOK.der /lib/modules/5.10.0-10-amd64/updates/dkms/nvidia-current-drm.ko /usr/src/linux-headers-$(uname -r)/scripts/sign-file sha256 ./MOK.priv ./MOK.der /lib/modules/5.10.0-10-amd64/updates/dkms/nvidia-current-modeset.ko mokutil --import MOK.der ##パスワードをここで設定。なお、リブート時のキーボードは英語キーボードなので記号などを設定する場合は注意すること。 reboot再起動するとブルーバックの"Perform MOK management"画面がでてくるので、以下のように進めます。
"Perform MOK management" Enroll MOK "Enroll MOK" Continue "Enroll th key(s)?" Yes "Password" (先ほど入力したパスワード) "The system must now be rebooted" OK以上です。リブート後は、secure bootな環境でもnvidiaカーネルモジュールが読み込まれますので、nomodesetの指定は不要になっているはずです。あとは、GUIが立ち上がるので、通常通り、GUIで操作できます。今回は以上です。それでは。
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