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Debian 12 netinst for amd64 をシリアルコンソール 経由でインストール可能にする

シリアルコンソール経由で Debian12 amd64 をインストールする必要があるため、調べたところ、isolinux(BIOS) と grub(UEFI) の起動メニューを変更する必要がある様でした。そこでrufusで作成したUSBインストーラに変更を加えたところシリアル経由 ( 115200/8/parity non/stopbit 1) でインストーラーを起動できたので備忘録として挙げてみることにしました。
2025/06/02修正: uefiブート時( grub 使用時 )シリアコンソールおよびグラフィックの両方を使用できるようにしました。
具体的な変更点(diff)は以下の通りです。
--- grub.cfg.orig	2025-05-19 03:27:26.000000000 +0900
+++ grub.cfg	2025-06-03 13:15:50.000000000 +0900
@@ -27,9 +27,24 @@
   set menu_color_highlight=white/blue
 fi
 
+serial --speed=115200 --unit=0 --word=8 --parity=no --stop=1
+terminal_input serial gfxterm
+terminal_output serial gfxterm
+terminfo -v serial vt100-color
+
 insmod play
 play 960 440 1 0 4 440 1
 set theme=/boot/grub/theme/1
+menuentry --hotkey=s 'Serial terminal install / シリアル端末インストール' {
+    set background_color=black
+    linux    /install.amd/vmlinuz vga=788 console=tty0 console=ttyS0,115200n8 blacklist=acpi_pad 
+    initrd   /install.amd/initrd.gz
+}
+menuentry --hotkey=t 'Serial terminal rescue / シリアル端末レスキュー' {
+    set background_color=black
+    linux    /install.amd/vmlinuz vga=788 console=tty0 console=ttyS0,115200n8 blacklist=acpi_pad rescue/enable=true
+    initrd   /install.amd/initrd.gz
+}
 menuentry --hotkey=g 'Graphical install' {
     set background_color=black
     linux    /install.amd/vmlinuz vga=788 --- quiet
--- isolinux/isolinux.cfg.orig  2025-02-20 17:58:00.000000000 +0900
+++ isolinux/isolinux.cfg       2025-02-20 16:58:44.000000000 +0900
@@ -1,4 +1,6 @@
 # D-I config version 2.0
+serial 0 115200
+console 0
 # search path for the c32 support libraries (libcom32, libutil etc.)
 path
 prompt 0
--- isolinux/menu.cfg.orig      2025-02-03 17:25:04.000000000 +0900
+++ isolinux/menu.cfg   2025-02-20 17:05:38.000000000 +0900
@@ -3,6 +3,7 @@

 menu title Debian GNU/Linux installer menu (BIOS mode)
 include stdmenu.cfg
+include ser.cfg
 include gtk.cfg
 include txt.cfg
 menu begin advanced
--- isolinux/gtk.cfg.orig       2025-02-03 17:25:02.000000000 +0900
+++ isolinux/gtk.cfg    2025-02-20 17:57:08.000000000 +0900
@@ -1,6 +1,4 @@
-default installgui
 label installgui
        menu label ^Graphical install
-       menu default
        kernel /install.amd/vmlinuz
        append vga=788 initrd=/install.amd/gtk/initrd.gz --- quiet
--- isolinux/ser.cfg.orig       2025-02-21 09:55:00.000000000 +0900
+++ isolinux/ser.cfg    2025-02-21 09:55:36.000000000 +0900
@@ -0,0 +1,6 @@
+default installser
+label installser
+        menu label ^Terminal install
+        menu default
+        kernel /install.amd/vmlinuz
+        append vga=788 console=tty0 console=ttyS0,115200n1 initrd=/install.amd/initrd.gz --- noquiet 
変更箇所は以上です。これをたとえば /tmp/seriall.diff として保存し、USBインストーラが/mntにマウントされている場合、変更を適用するには以下のようにします。
cd /mnt
patch -p0 < /tmp/serial.diff
md5sum `find ! -name "md5sum.txt" ! -path "./boot/grub/*" -follow -type f ! -path "./isolinux/*" -follow -type f` > md5sum.txt
rufusでインストーラを作成した場合は以上です。同様にddでインストーラを作成する場合は以下の様にします。
apt-get intall libarchive-tools xorriso pv
mkdir wrk
bsdtar -C wrk/ -xf debian-12.9.0-amd64-netinst.iso
chmod -R +w wrk

cd wrk
patch -p0 < /tmp/serial.diff
cd ..

cd wrk; md5sum `find ! -name "md5sum.txt" ! -path "./boot/grub/*" -follow -type f ! -path "./isolinux/*" -follow -type f` > md5sum.txt; cd ..

chmod -R -w wrk

dd if=debian-12.9.0-amd64-netinst.iso bs=1 count=432 of=isohdpfx.bin

xorriso -as mkisofs -o custom-debian12.9-amd64.iso \
-isohybrid-mbr isohdpfx.bin \
-c isolinux/boot.cat -b isolinux/isolinux.bin \
-no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table ./wrk

# /dev/sdcに書き込む場合
# dd if=custom-debian12.9-amd64.iso | pv | dd of=/dev/sdc bs=4096
以下スクショです。
BIOS起動の場合
UEFI起動の場合(2025/06/02差し替え)
なお、Debian 12の場合シリアルコンソール経由では、言語は English/C しか選択できませんでした。
2025/04追記:最小インストールの場合、~/.profilにLANGがCで設定されてしまいますので、例えば、~/.profileを以下のように設定してください。
LANG=en_US.UTF-8
LANGUAGE=en_US.UTF-8
また最小限のUTF-8対応の日本語のフォントは、筆者の場合、以下のようにしてインストールしています。
apt-get install fonts-vlgothic
今回は以上です。それでは。

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