何らかの理由で kvm ゲストが立ち上がらない場合やマイグレーション機能をつかわずに kvm ゲストを移動させたいこともあると思います。
今回、Debian 12を Debian 13 にアップグレードしたところ、kvm ゲストが立ち上がらない状況に遭遇したのですが、一旦 destroy して disk image をバックアップし、guest を undefine --nvram として未定義の状態にしてから virsh-install --import で xml を再生成したところ、復旧できたのでメモ代わりに挙げておくことにしました。
具体的なコマンドは以下の通りです。
kvm guest が何らかの原因で立ち上がらない場合、再定義で復旧できる場合もあるよというお話でした。
今回は以上です。それでは。
今回、Debian 12を Debian 13 にアップグレードしたところ、kvm ゲストが立ち上がらない状況に遭遇したのですが、一旦 destroy して disk image をバックアップし、guest を undefine --nvram として未定義の状態にしてから virsh-install --import で xml を再生成したところ、復旧できたのでメモ代わりに挙げておくことにしました。
具体的なコマンドは以下の通りです。
virt-install \ --virt-type kvm \ --name kvm92a \ --vcpus=8 \ --memory 4096 \ --disk /srv/images/kvm92a.img,size=64 \ --import \ --graphics none \ --network=bridge:virbr0 \ --arch=x86_64 --os-variant debian11 \ --boot loader=/usr/share/OVMF/OVMF_CODE_4M.secboot.fd,loader_ro=yes,loader_type=pflash,nvram_template=/usr/share/OVMF/OVMF_VARS_4M.ms.fd \ --tpm emulator,model=tpm-crb,version=2.0 \ --console pty,target_type=serial前述の様に --import を指定することで 新規インストールではなく、xml の再生成になるようです。なお、今回はセキュアブート かつ software tpm のゲストを復旧した所為だと思いますが、最初は mok のブルー画面がでましたので、reset したところ、後は通常通り起動できました。 ちなみに、Debian 13の場合は、
--boot loader=/usr/share/OVMF/OVMF_CODE_4M.secboot.fd,loader_ro=yes,loader_type=pflash,nvram_template=/usr/share/OVMF/OVMF_VARS_4M.ms.fdですが、Debian 12 の場合は、
--boot loader=/usr/share/OVMF/OVMF_CODE.secboot.fd,loader_ro=yes,loader_type=pflash,nvram_template=/usr/share/OVMF/OVMF_VARS.ms.fdで UEFI 関連のファイル名が異なります。
kvm guest が何らかの原因で立ち上がらない場合、再定義で復旧できる場合もあるよというお話でした。
今回は以上です。それでは。
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