Windows Server を Infiniband で iSCSI Diskless boot した、続き(2)です。
構成は引き続き同じです。
sv10a 10.1.1.1/10.1.2.1 0x0002c9030001111 0x0002c9030001112
sv10b 10.1.1.2/10.1.2.2 0x0002c9030001121 0x0002c9030001122
2-a. WDSの設定 2
WDSにWindows Serverのイメージを読み込ませておきます。
旧めのカードであるConnectX-2の場合、ファームウェアのアップデートは必要ですが、Windows Server 2019ではそのままでも大丈夫ですが、Windows Server 2016, Windows Server 2012の場合、ドライバーも新しいバージョンのものを、boot/installの両方に読み込ませてください。
1. Mellanox driver のインストールパッケージを/a をつけて実行します。
2. ウィザードに従って、例えば c:\Temp\drivers にファイルを解凍します。
3. boot.wimを、install メディアから、一時ディレクトリにコピーしておきます。
(例: C:\Temp)
4. wim イメージをマウントするディレクトリを作成しておきます。
(例:C:\Temp\mnt)
5. boot.wimをマウントします。
dism /Mount-Wim /WimFile:boot.wim /index:2 /MountDir:mnt
6. boot イメージに ドライバーを追加します。
dism /Image:mnt /Add-Driver /Driver:drivers /recurse
7.boot イメージの変更をコミットさせ、イメージをアンマウントします。
dism /Unmount-Wim /MountDir:mnt /commit
8. install.wimをマウントします。
どのインデックスを使用するか先に調べておきます。
dism /Get-ImageInfo /ImageFile:D:\sources\install.wim
つづいて、indexを指定してマウントします。
dism /Mount-Wim /WimFile:install.wim /MountDir:mnt /Index:4
9. install イメージにドライバーを追加します。
dism /Image:mnt /Add-Driver /Driver:drivers /recurse
iSCSI上で、マスターイメージを作成しておきます。
この時、sv10aで、最初にそのマスターイメージを作成することとします。
つまり、ISCSI SV上で、ターゲットIQNを、例えば以下の様に作成します。
C:\iSCSIVirtualDisks\wsv2019-en-master.vhdx
iqn.2018-12.xx.domain.san:wsv2019-en-master
また、一時的に、ISCSI SV上のDHCPで、sv10aのルートパスを変更しておいてください。
iscsi:10.1.1.254::::iqn.2018-12.xx.domain.san:wsv2019-en-master
なお、DHCP serverのSAN側インターフェースは、Promiscouseモードにしないと、DHCPリクエストに反応しない場合がありますので、注意してください。
4. 最初のiSCSIブートからマスターイメージの作成まで
sv10aをinfinibandから起動するように、BIOSの設定を変更してください。BIOSの設定は機器に依存しますので、ここでは割愛しますが、infinibandのブート順番をローカルディスクより先にしてください。
Boot over Infiniband に成功すると、初回なのでF12をプレスしPXEブートさせます。あとは通常のWDSでのインストールと同じです。
初回のインストールでは、何度かサーバがリブートしますが、マスターイメージのインストールが終了するまで、PXEブートの必要はないのでF12をプレスしないでください。
インストールが終了したら、sysprep で oobe generalize shutdown させ、マスターイメージを保存します。
5. 差分イメージの作成とその他の設定
このマスターイメージから差分ファイルでsv10aからsv10dまでのイメージを作成します。(iSCSIの差分イメージの作成についてはここでは割愛します。)
C:\iSCSIVirtualDisks\sv10a.vhdx
iqn.2018-12.xx.domain.san:sv10a
マスターイメージから、差分ファイルでiSCSIイメージを作成したら、ISCSI SV上のsv10aのDHCPルートパスを基に戻しておきます。
iscsi:10.1.1.254::::iqn.2018-12.xx.domain.san:sv10a
同様に、sv10b-sv10dまで差分イメージを作成します。
以上です。
構成は引き続き同じです。
sv10a 10.1.1.1/10.1.2.1 0x0002c9030001111 0x0002c9030001112
sv10b 10.1.1.2/10.1.2.2 0x0002c9030001121 0x0002c9030001122
sv10c 10.1.1.3/10.1.2.3 0x0002c9030001131 0x0002c9030001132
sv10d 10.1.1.4/10.1.2.4 0x0002c9030001141 0x0002c9030001142
Default GW: 10.1.2.255
ISCSI SV: 10.1.1.254/24(SAN側) 10.1.2.254/24(アプリ側)
SAN側ドメイン名:san.domain.xx 10.1.1.0/24
アプリ側ドメイン名:domain.xx 10.1.2.0/24
Default GW: 10.1.2.255
ISCSI SV: 10.1.1.254/24(SAN側) 10.1.2.254/24(アプリ側)
SAN側ドメイン名:san.domain.xx 10.1.1.0/24
アプリ側ドメイン名:domain.xx 10.1.2.0/24
2-a. WDSの設定 2
WDSにWindows Serverのイメージを読み込ませておきます。
旧めのカードであるConnectX-2の場合、ファームウェアのアップデートは必要ですが、Windows Server 2019ではそのままでも大丈夫ですが、Windows Server 2016, Windows Server 2012の場合、ドライバーも新しいバージョンのものを、boot/installの両方に読み込ませてください。
1. Mellanox driver のインストールパッケージを/a をつけて実行します。
2. ウィザードに従って、例えば c:\Temp\drivers にファイルを解凍します。
3. boot.wimを、install メディアから、一時ディレクトリにコピーしておきます。
(例: C:\Temp)
4. wim イメージをマウントするディレクトリを作成しておきます。
(例:C:\Temp\mnt)
5. boot.wimをマウントします。
dism /Mount-Wim /WimFile:boot.wim /index:2 /MountDir:mnt
6. boot イメージに ドライバーを追加します。
dism /Image:mnt /Add-Driver /Driver:drivers /recurse
7.boot イメージの変更をコミットさせ、イメージをアンマウントします。
dism /Unmount-Wim /MountDir:mnt /commit
8. install.wimをマウントします。
どのインデックスを使用するか先に調べておきます。
dism /Get-ImageInfo /ImageFile:D:\sources\install.wim
つづいて、indexを指定してマウントします。
dism /Mount-Wim /WimFile:install.wim /MountDir:mnt /Index:4
9. install イメージにドライバーを追加します。
dism /Image:mnt /Add-Driver /Driver:drivers /recurse
10.install イメージの変更をコミットさせ、イメージをアンマウントします。
dism /Unmount-Wim /MountDir:mnt /commit
WDSへのイメージ展開は以上です。
3. iSCSIイメージの作成とマスターイメージの作成
iSCSI上で、マスターイメージを作成しておきます。
この時、sv10aで、最初にそのマスターイメージを作成することとします。
つまり、ISCSI SV上で、ターゲットIQNを、例えば以下の様に作成します。
C:\iSCSIVirtualDisks\wsv2019-en-master.vhdx
iqn.2018-12.xx.domain.san:wsv2019-en-master
また、一時的に、ISCSI SV上のDHCPで、sv10aのルートパスを変更しておいてください。
iscsi:10.1.1.254::::iqn.2018-12.xx.domain.san:wsv2019-en-master
なお、DHCP serverのSAN側インターフェースは、Promiscouseモードにしないと、DHCPリクエストに反応しない場合がありますので、注意してください。
4. 最初のiSCSIブートからマスターイメージの作成まで
sv10aをinfinibandから起動するように、BIOSの設定を変更してください。BIOSの設定は機器に依存しますので、ここでは割愛しますが、infinibandのブート順番をローカルディスクより先にしてください。
Boot over Infiniband に成功すると、初回なのでF12をプレスしPXEブートさせます。あとは通常のWDSでのインストールと同じです。
初回のインストールでは、何度かサーバがリブートしますが、マスターイメージのインストールが終了するまで、PXEブートの必要はないのでF12をプレスしないでください。
インストールが終了したら、sysprep で oobe generalize shutdown させ、マスターイメージを保存します。
5. 差分イメージの作成とその他の設定
このマスターイメージから差分ファイルでsv10aからsv10dまでのイメージを作成します。(iSCSIの差分イメージの作成についてはここでは割愛します。)
C:\iSCSIVirtualDisks\sv10a.vhdx
iqn.2018-12.xx.domain.san:sv10a
マスターイメージから、差分ファイルでiSCSIイメージを作成したら、ISCSI SV上のsv10aのDHCPルートパスを基に戻しておきます。
iscsi:10.1.1.254::::iqn.2018-12.xx.domain.san:sv10a
同様に、sv10b-sv10dまで差分イメージを作成します。
以上です。
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