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Nesting IPv6 router behind ndppd

注意:2020/07/01現在、ndp0.2x系は、こちらの設定では動かなくなっています。
IPv6 router をStatic route にて入れ子(nest)にして構成する必要があったので、簡単に構成してみました。構成は以下の通りです。

以前の記事と同じく、Prefix Deligation が動作しないため、ndppdを使っています。このため、二段目のルータにパケットを到達させるように /etc/ndppd.confとstatic routeの設定がInner Router1で必要でした。

なお、Inner Router1とInner Router2の接続には、/62のサブネットワークを割り当て、また、Inner Router2から払い出されるネットワークにも/62のサブネットワークを割り当てていますが、/62が必須というわけではありません。/60で指定される範囲に含まれるネットワークを(たとえば/61,/64などに)分割して指定してもかまいません。サブネットワークが重複して存在しなければOKです。

早速ですが設定です。ONU+RTの設定は以前の記事と同じですので割愛します。

inner router 1 の /etc/ndppd.confは以下の通りです。
proxy eth0 {
  rule 26xx:1234:5678:9A11::/64 {
    iface eth1
  }
  rule 26xx:1234:5678:9A18::/62 {
    iface eth2
  }
  rule 26xx:1234:5678:9A1C::/62 {
    static
  }
}
わかりにくいのですが、eth2がinner router1と2を接続するインターフェースです。そして、inner router1と2の間のセグメントが2つ目のアドレス(9A18)です。また、inner router2の配下にあるサブネットは:9A1Cのほうです。こちらは、iface eth2 ではなく、staticと記述してください。ndppdの設定は以上です。

続いてネットワーク設定ですが、inner router 1のinterfaceのうち、inner router 2 に接続する側のinterfaceを設定する時に、inner route2の配下のサブネットへのstatic route を切ります。debian では、ipv6の静的経路は例えば以下の様に設定します。

iface eth1 inet static
  address 26xx:1234:5678:9A18::1
  netmask 62
  up -6 r add 26xx:1234:5678:9A1c::/62 via 26xx:1234:5678:9A18::2

26xx:1234:5678:9A18::2は、inner router1の対向のinner router2のeth0のアドレスです。基本的なネットワーク設定はこれだけです。なお、inner router2の設定ですが、基本的に難しいところはないので今回は割愛します。

以上です。

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