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KEA DHCP4の基本的な設定

DHCPv6サーバをisc-dhcp-server からkea-dhcp6にしたので、DHCPv4サーバもkea-dhcp4にしてみました。基本的な設定ですが備忘録として挙げてみることにしました。環境はDebian 12です。
まず初めに、パッケージをインストールします。
apt-get install kea-dhcp4-server
続いて設定ですが、kea-dhcp6-serverと同じく起動が早すぎるためかソケットの作成に失敗した旨のメッセージがでたので、以下の様にします。
# /lib/systemd/system/kea-dhcp4-server.service

StateDirectory=kea
ExecStartPre=/bin/sleep 5
ExecStart=/usr/sbin/kea-dhcp4 -c /etc/kea/kea-dhcp4.conf

kea-dhcp4.confの設定は以下の通りです。
(2024/06/16修正: option-data domain-name-serversを pool内に移動) (2024/06/18追加: subnet id)
{

"Dhcp4": {
    "interfaces-config": {
        "interfaces": [ "eth1" ] 
    },

    "lease-database": {
        "type": "memfile",
        "persist": true,
        "name": "/var/lib/kea/kea-leases4.csv",
        "lfc-interval": 3600
    },

    "expired-leases-processing": {
        "reclaim-timer-wait-time": 10,
        "flush-reclaimed-timer-wait-time": 25,
        "hold-reclaimed-time": 3600,
        "max-reclaim-leases": 100,
        "max-reclaim-time": 250,
        "unwarned-reclaim-cycles": 5
    },

    "renew-timer": 900,
    "rebind-timer": 1800,
    "valid-lifetime": 3600,

    "option-data": [
        {
            "name": "default-ip-ttl",
            "data": "0xf0"
        }
    ],

    "subnet4": [
        {
            "id": 1,
            "subnet": "172.16.151.0/24",
            "interface": "eth1",
            "pools": [ 
                {
                    "pool": "172.16.151.17 - 172.16.151.240",
                    "option-data": [
                        {
                            "name": "domain-name-servers",
                            "data": "10.1.1.64, 10.1.1.65"
                        },
                        {
                            "name": "routers",
                            "data": "172.16.151.11"
                        }
                    ]
                }
            ]
        }
    ],

    "loggers": [{
        "name": "kea-dhcp4",
        "output_options": [
            {
                "output": "stdout",
                "pattern": "%-5p %m\n"
            }
        ],
        "severity": "INFO",
        "debuglevel": 0 
    }]

  }
}

注意点は"interface":"eth1"の記述をsubnet4/subnet以下にもしておくことです。でないとリースできませんでした。
なお、クライアントをdhcpcdで起動する場合も、やはり起動が早すぎる場合があるので、以下を追加してください。
# /lib/systemd/system/dhcpcd.service
--snip--
[Service]
ExecStartPre=/bin/sleep 3
--snip
今回は以上です。それでは。

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